- 今の収入だけでは将来が不安
- 看護師の資格を活かせる副業が知りたい
- ダブルワークを始めたいけど病院にバレないか心配
看護師の仕事にやりがいは感じつつも、収入やキャリアに悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。この記事ではダブルワークにおすすめの仕事や、ダブルワークを始める際の注意点などを解説します。記事を読めば本業とのバランスを取りながら安全に収入を増やす方法がわかります。
看護師がダブルワークをする際は、本業との両立や就業規則の確認が大切です。法律や税金の知識を身に付け、自分のキャリアプランに合った仕事から慎重に始めましょう。
看護師がダブルワークを選ぶ背景

看護師がダブルワークを選ぶ背景には、経済的な理由とライフスタイルの多様化が挙げられます。給与面での不満や生活費・学費の補填、将来の貯蓄を目的に副業を考える看護師が増加しています。
勤務先の人間関係や業務負担などから、より柔軟な働き方を求めることも看護師がダブルワークを始める動機の一つです。スキルを活かしたアルバイトや短期契約の仕事を通じて、経験の幅を広げたいという前向きな理由もあります。
看護師がダブルワークをするメリットは収入増加とスキルアップ

看護師がダブルワークをするメリットは、収入増加とスキルアップです。本業に加えて新たな収入源を得ることで経済的余裕が生まれます。ダブルワークで異なる医療環境で働くことにより、新しい知識や技術を習得できます。
ダブルワークでの経験は看護師としてのキャリアの幅を広げ、他職種との人脈構築や気分転換につながる点も魅力です。1つの職場に依存しない働き方により精神的安定を得られ、将来の転職やキャリアチェンジにも役立ちます。
看護師がダブルワークをするデメリットは健康への影響と法的な問題

看護師がダブルワークを行うデメリットは身体的・精神的な負担が大きくなる点です。本業に加えて別の勤務を行うと疲労やストレスが蓄積しやすく、集中力の低下や判断ミスにつながる可能性があります。ダブルワークをすると労働時間の管理が難しくなり、十分な休息やプライベートの時間が確保できない点もデメリットです。
勤務先によっては副業に制限や届け出義務があるため注意が必要です。ダブルワークをすると、確定申告や社会保険の手続きが複雑になります。
看護師のダブルワークにおすすめの仕事10選

看護師のダブルワークにおすすめの仕事は以下のとおりです。
- 夜勤専従アルバイト
- 健診ナース
- 訪問看護
- イベントナース・ツアーナース
- 企業看護師
- 介護施設の看護師
- ワクチン接種アルバイト
- 医療系ライター
- 医療コールセンター・健康相談窓口
- 健康セミナー講師
夜勤専従アルバイト
看護師の経験を活かしながら効率良く収入を増やしたい場合は、夜勤専従アルバイトがおすすめです。夜勤専従アルバイトは夜勤手当が付くため時給が高く、短時間でしっかりと稼げます。勤務が夜間に限られる夜勤専従アルバイトは、日中の本業やプライベートとの予定調整もしやすくなっています。
夜勤専従アルバイトは臨床経験を維持しつつ、高収入を目指せる点がメリットです。体力に自信があり、本業とのバランスを取れる方に、夜勤専従アルバイトは最適な働き方です。
» 看護師の夜勤での仕事内容や夜勤を乗り切るセルフケアを紹介
健診ナース

空いた日を有効活用したい看護師に健診ナースはおすすめの仕事です。健診ナースは1日単位の単発求人が豊富なうえ、日勤のみで残業がほとんどありません。健診は健康な方が対象であるため急な対応が少なく、精神的な負担も軽い点が健診ナースの魅力です。
企業や学校の健康診断で健診ナースは採血や血圧測定などの業務を担当します。健診ナースは採血スキルが求められるため、技術を維持したい方にも最適です。健診ナースの求人は春や秋の繁忙期に集中し、早朝からの勤務になる場合もあります。
訪問看護
患者の自宅でケアを提供する訪問看護は高い時給と柔軟な働き方が魅力の仕事です。訪問看護をダブルワークに選べば、一人ひとりに寄り添った看護を実践できます。訪問看護では病院と異なる在宅医療の知識やスキルが身に付くため、看護師としてのキャリアの幅が大きく広がります。
1件単位での短時間勤務も可能な訪問看護をダブルワークに選べば、本業の休日や空き時間の有効活用が可能です。訪問看護では1人で患者に対応するため、高い判断力と一定の臨床経験が求められます。
» 訪問看護師の仕事内容とは?必要な資格・働くメリットを解説!
イベントナース・ツアーナース

イベントや旅行が好きな看護師には、非日常的な環境で楽しみながら働けるイベントナースやツアーナースがおすすめです。イベントナースやツアーナースは単発や短期の仕事が中心なため、本業の休日に合わせて柔軟に働けます。
日給や時給が高めに設定されているイベントナースやツアーナースは、効率的に収入を得られる仕事です。イベントナースやツアーナースは以下のイベントや旅行に同行し、参加者の健康管理や万が一の際の応急処置を行います。
- コンサートやスポーツイベント
- 企業の研修やセミナー
- 小中学校の修学旅行や林間学校
イベントナースやツアーナースは現場で1人で判断し対応する場面が多いため、幅広い知識と臨機応変な対応力が必要です。
企業看護師
企業看護師は一般企業で社員の健康管理をサポートする仕事です。平日日中の勤務が中心になる企業看護師をダブルワークに選べば本業との両立がしやすくなります。企業看護師の仕事内容は以下のとおりです。
- 健康診断結果の確認とアドバイス
- 社員からの健康に関する相談対応
- ストレスチェックの実施
- ケガや急な体調不良への応急処置
企業看護師をダブルワークに選べば予防医療の知識が身に付き、看護師としてのキャリアの幅を広げることが可能です。企業看護師は臨床スキルを活かす機会が限られ、求人数も少ないため競争率は高くなる傾向があります。
介護施設の看護師

介護施設の看護師は病院よりも落ち着いた環境で働きたい方におすすめの仕事です。介護施設の看護師は急性期の病院勤務と比べて医療行為が少なく、利用者に寄り添った看護を実践できます。日勤のみや短時間勤務の求人も多い介護施設の看護師は、本業とのスケジュール調整がしやすい点も魅力です。
単発やスポットでの求人も見つけやすいため、介護施設の看護師をダブルワークに選べば、本業との調整もしやすくなります。介護施設の看護師になれば高齢者看護や認知症ケアのスキルが身に付きます。
» 介護施設で働く看護師の仕事内容や求められる能力を解説
ワクチン接種アルバイト
ワクチン接種のアルバイトをダブルワークに選べば、空いた時間を使って効率良く稼げます。時給2,000円以上の高時給な求人が多い点がワクチン接種のアルバイトの魅力です。業務は問診やワクチン接種後の経過観察を行います。
勤務先はクリニックや病院、自治体の集団接種会場、企業など多岐にわたります。看護師の採血や筋肉注射の経験を活かせるワクチン接種のアルバイトは、ブランクのある方でも復帰しやすい仕事です。
医療系ライター

医療系ライターは看護師としての知識や経験を活かして、Webメディアなどの記事を書く仕事です。医療系ライターはパソコンがあれば自宅で作業できるため、本業と両立しやすい点が魅力です。時間や場所の制約が少ない医療系ライターをダブルワークに選べば、自分のスケジュールに合わせて働けます。
医療系ライターが担当する記事は医療系のWebサイトや病院の広報誌などさまざまです。記事を書くために最新の医療情報を調べる機会が増え、自分の知識をアップデートするためにも役立ちます。
医療コールセンター・健康相談窓口
医療コールセンターや健康相談窓口の仕事は在宅で働きたい看護師におすすめです。ダブルワークで医療コールセンターや健康相談窓口の仕事を選べば身体的な負担が少なく、看護師の臨床経験を有効活用できます。医療コールセンターや健康相談窓口の仕事では、臨床での手技から離れる点に注意が必要です。
コミュニケーション能力を活かし、体力的な負担を抑えて働きたい看護師に、医療コールセンターや健康相談窓口の仕事は最適です。
健康セミナー講師

健康セミナーの講師は看護師としての専門知識や経験を活かせる仕事です。健康セミナーの講師は企業や自治体での需要が高く、看護師の専門性が高く評価されます。1回数時間の単発案件が中心なため、健康セミナー講師をダブルワークに選べば休日の空き時間を有効に活用できます。
健康セミナー講師の報酬は1案件あたり数万円と高単価な傾向にあるため、効率良く収入を増やすことが可能です。健康セミナー講師の仕事を通じて人前で話すスキルやプレゼンテーション能力が向上し、自分のキャリアアップにもつながります。
看護師がダブルワークをする際の注意点

看護師がダブルワークをする際の注意点は以下のとおりです。
- 法律や就業規則を確認する
- 確定申告や税金について調べておく
- 健康管理を大切にする
- 長期的なキャリアプランとの整合性を考える
法律や就業規則を確認する
看護師がダブルワークを始める際は、自分の勤務先に関わる法律や就業規則を確認しましょう。ルールを把握せずにダブルワークを始めてしまうと、後のトラブルにつながります。職場によっては副業をする際に「許可」や「届出」が必要な場合があるため、事前の確認が大切です。
本業と副業の働く時間は合計して計算されるため、法律で決められた就業時間の上限を超えないよう注意しましょう。就業規則に違反した場合は減給や出勤停止、解雇といった重い処分を受けるリスクがあるため、必ずルールを確認してください。
確定申告や税金について調べておく

ダブルワークで得た所得が一定の金額を超えたり、2か所以上から給料をもらったりすると確定申告が必要です。確定申告を忘れると追加で税金を支払わなければなりません。税金の仕組みを事前に理解しておくことでトラブルを防げます。
副業の所得が年間20万円以下でも、お住まいの市区町村への住民税の申告は必要です。確定申告の際に住民税の支払い方法を「普通徴収」にしておくと、副業の収入が本業の職場に知られにくくなります。
健康管理を大切にする
ダブルワークを続けるうえで重要なことは自分の健康管理です。無理をして体調を崩しては本業と副業の両方に支障をきたす恐れがあります。自分の体力や限界を理解し、無理のあるスケジュールを組まないようにしましょう。健康を維持するために日々の生活で以下の点を意識してください。
- 十分な休息
- 栄養バランスの取れた食事
- ストレス発散
自分の体としっかり向き合い、心身ともに健康な状態を保つことがダブルワークを続けるうえで大切です。
長期的なキャリアプランとの整合性を考える
ダブルワークを始める際は目先の収入だけではなく、自分の長期的なキャリアプランにどう役立つかを考えましょう。5年後、10年後の自分の理想の働き方から逆算して仕事を選ぶと、将来の可能性が大きく広がります。ダブルワークをキャリアアップの機会と捉えれば、仕事選びの軸がはっきりします。
ダブルワークをする目的を明確にし、自分のキャリアプランと照らし合わせながら仕事を選びましょう。
» 看護師のキャリアアップの選択肢や必要な準備を解説
看護師のダブルワークに関するよくある質問

看護師のダブルワークに関するよくある質問は以下のとおりです。
- 就業先でダブルワークが禁止されている場合の対応方法は?
- ダブルワークがバレたときの対処法は?
- ダブルワークは社会保険に影響する?
就業先でダブルワークが禁止されている場合の対応方法は?
就業先でダブルワークが禁止されていても上司に相談したり働き方を工夫したりすることで、道が開ける可能性があります。就業規則をよく確認し、禁止されている業務の範囲や申請すれば許可される可能性がないかを詳しく調べてください。
スキルアップや家計の事情など、ダブルワークをしたい理由を上司に伝えて本業に支障がないことを約束し、副業の許可を求めます。どうしてもダブルワークが難しい場合は、本業でのキャリアアップや転職などの選択肢を検討しましょう。
ダブルワークがバレたときの対処法は?

職場にダブルワークがバレてしまっても、誠実な姿勢で向き合うことで問題を最小限に抑えられる可能性があります。嘘をついたりごまかしたりすると、職場からの信頼を失う恐れがあります。ダブルワークが就業規則に違反していた場合、ダブルワークの必要性や経済的な事情などを会社に誠実に説明しましょう。
ダブルワークが禁止されていた場合は副業を辞め、本業に集中する意思を明確に示してください。就業規則にもとづく訓告や減給などの処分は真摯に受け入れましょう。
ダブルワークは社会保険に影響する?
ダブルワーク先の職場で以下の条件を満たすと、社会保険への加入義務が生じます。
- 週の労働時間20時間以上
- 月の給料8.8万円以上
- 2か月を超えて働く見込みがある場合
本業とダブルワーク先で社会保険の加入条件を満たした場合は、年金事務所へ「健康保険・厚生年金保険 被保険者所属選択・二以上事業所勤務届」の提出が必要です。保険料はすべての勤務先の給与を合計した金額で計算されます。給与の合計額をもとに各勤務先の給与額に応じて分けられるため、手取り額が変わる可能性があります。
看護師のダブルワークは本業への影響を検討しつつ慎重に決めよう

看護師のダブルワークは「収入を増やしたい」「キャリアを広げたい」という前向きな目的から選ばれるケースが増えています。経済的不安の解消だけでなく、異なる職場での経験を通じてスキルアップを図れる点もダブルワークの魅力です。
しかし、ダブルワークには長時間労働や生活リズムの乱れによる健康面の負担、就業規則や税金面でのトラブルなどの注意点もあります。ダブルワークを始める際は長期的なキャリアやライフプランを見据えて、無理のない範囲で取り組みましょう。