看護師の夜勤がきついときに|2交代・3交代の違いと働き方の見直し方

看護師の夜勤がきついときに|2交代・3交代の違いと働き方の見直し方

夜勤後に休んでも疲れが抜けない、次の勤務までに生活を立て直せない。そんなときは、生活の工夫だけで何とかしようとせず、夜勤の回数や勤務の並び、休憩と支援体制も見直しましょう。

夜勤への合い方は人によって異なり、同じ人でも健康状態や生活の変化によって変わります。この記事では、夜勤の仕事内容、2交代・3交代の確認点、今の職場への相談と求人選びの方法を整理します。

夜勤では、どんな仕事をする?

入院患者や施設の利用者に、夜間も必要な看護を継続します。状態の観察、必要な処置や薬剤投与、排泄などの生活支援、ナースコールへの対応、急変時の連絡・応援要請、記録や引き継ぎなどが仕事に含まれます。

実際の業務は病棟や施設、患者の状態によって違います。医師の指示や院内の手順、担当範囲を確認し、判断に迷うときに誰へ連絡できるかを把握することが重要です。

「夜は落ち着いている」「少人数だから一人で判断できなければならない」と一律には考えられません。夜間に担う業務と、緊急時に支援が届く体制をセットで確認してください。

2交代と3交代は、名称だけで負担を比較しない

勤務体制基本的な分け方比較したい点
2交代日勤と夜勤に分ける夜勤の実際の長さ、休憩・仮眠、翌勤務までの間隔
3交代日勤・準夜勤・深夜勤に分ける勤務の並び、切り替わる間隔、通勤時刻と回数
夜勤専従主として夜勤を担当する回数・総勤務時間、教育を受ける機会、日中の連絡や会議

例えば2交代で夕方から翌朝まで働く勤務もありますが、すべての職場が同じ時間ではありません。3交代も1回が短いという理由だけで負担が軽いとは決められず、勤務と勤務の間隔が短ければ休む時間を確保しにくくなります。

日本看護協会は、夜勤・交代制勤務の負担を軽減するため、勤務の編成や労働環境の改善を含むガイドラインを示しています。職場を比較するときも、個人の体力だけでなく勤務の仕組みを見ましょう。日本看護協会・夜勤、交代制勤務の負担軽減

夜勤明けは「丸一日の休日」とは違う

朝まで働いてから帰宅する夜勤明けは、その日にすでに勤務しています。明けの日と翌日の公休をまとめて「2日間休み」と考えると、回復に使う時間を見落としやすくなります。

勤務表では、夜勤の始業・終業、明けの残業、公休日、次の出勤時刻を続けて見てください。通勤にも時間がかかるため、勤務がない時間のすべてを睡眠や自由時間に使えるわけではありません。

休日の数え方や有給との違いは、看護師の年間休日・有給・夜勤明けで詳しく説明しています。

夜勤手当は、回数と給与の内訳で確認する

ノートで希望する勤務条件を整理する様子

夜勤による収入を比較するときは、基本給、夜勤1回の手当、月の想定回数、その他の手当を分けます。「月給○万円」のモデルが夜勤何回分なのかも確認してください。

22時から翌5時の労働には、原則として25%以上の深夜割増賃金が必要です。職場の定額の夜勤手当にこの割増が含まれる仕組みもあるため、必ず別々に二重支給されるとは限りません。含まれる場合は、法定額を満たしているかを確認します。日本看護協会・夜勤手当と深夜勤務割増給

夜勤を減らす場合は、手当がどの程度変わるかを人事に試算してもらいましょう。求人同士でも、異なる夜勤回数の月給をそのまま比較しないことが大切です。

きついと感じたら、睡眠と勤務の状況を一緒に整理する

働く条件や困っていることを相談する様子

睡眠を取る環境を整えることは役立ちますが、休憩が取れない配置や回復時間の短いシフトを、本人の生活管理だけで補うには限界があります。

まずは「どの勤務の後につらいか」「眠る時間を確保できたか」「勤務中の休憩は中断されたか」「次の出勤までどれだけ時間があったか」を、簡単に振り返ってみてください。個人の体調メモに患者情報を書く必要はありません。

職場には、夜勤の回数・並びの調整、休憩中の業務の引き継ぎ、仮眠できる場所、夜間の応援、日勤への変更の可否を相談できます。勤務中の休憩と、退勤から次の出勤までの休息は分けて確認しましょう。

眠れない状態や強い疲労、気分の落ち込みが続くときは、上司だけでなく産業保健スタッフや医療機関への相談も考えてください。原因を夜勤だけと決めつけたり、体質だからと我慢したりせずに確認することが大切です。厚生労働省・こころの耳の相談窓口案内

夜勤ありの求人で確認したい8つのこと

  1. 夜勤の始業・終業時刻と、直近の実際の回数。
  2. 夜勤中の配置人数、担当範囲、応援の呼び方。
  3. 医師への連絡方法と、急変時の対応体制。
  4. 休憩・仮眠の予定時間と、実際の取得状況。
  5. 夜勤明けの残業や、勤務と勤務の間隔。
  6. 入職後に夜勤へ入る基準と、同行・指導する人。
  7. 夜勤回数を減らしたい場合や、体調変化時の相談方法。
  8. 夜勤手当の内訳、交通手段、夜間の通勤のしやすさ。

「慣れたら独り立ち」という説明だけなら、何を確認して夜勤を任せるのかを聞きます。同じ人数でも、経験者がいるか、担当患者の状態、他部署からの支援によって働く環境は変わります。

夜勤専従では、日中に行う研修や会議への参加方法も確認してください。夜勤専従だから生活リズムが必ず安定する、日勤より楽になるとは限りません。

夜勤を減らす・やめるときの選択肢

今の職場での夜勤回数の調整や日勤中心の部署への異動、雇用形態の変更、別の職場への転職などが考えられます。選べる制度や募集枠は職場によって異なるため、まず相談できる範囲を確認しましょう。

日勤の求人でも、早番・遅番、休日勤務、オンコールがある場合があります。「夜勤なし」だけで判断せず、実際に働く時刻と勤務外の対応を確認してください。クリニックの勤務条件訪問看護のオンコールも比較の参考になります。

求人紹介を利用して選択肢を探したい方は、看護roo!転職とレバウェル看護の比較・選び方をご覧ください。「夜勤なし」だけでなく、希望地域、勤務終了時刻、休日、必要な収入を整理して伝えると、条件のずれを確認しやすくなります。

よくある質問

夜勤がつらいのは、看護師に向いていないからですか?

夜勤への負担の感じ方だけで、看護師全体への向き不向きは決まりません。仕事内容、勤務時間、教育や相談体制を分けて考えてください。看護師に向いていないと感じたときの整理方法も参考になります。

夜勤を何歳まで続けるべきですか?

誰にでも共通する「この年齢まで続けるべき」という基準はありません。年齢だけでなく、現在の体調、回復に必要な時間、生活上の事情をもとに見直します。就業規則や個別に利用できる制度も確認しましょう。

手当が減るのが不安で、夜勤をやめられません。

夜勤を完全にやめる場合と回数を減らす場合の給与を確認し、必要な生活費と比べてみてください。体調の相談と収入の確認は並行して進められます。無理が続いているなら、一人で結論を出す前に相談先を確保しましょう。

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