看護師の志望動機の書き方|本音と応募先の特徴をつなぐ例文5つ

看護師の志望動機の書き方|本音と応募先の特徴をつなぐ例文5つ

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「自宅に近い」「夜勤を減らしたい」「落ち着いて学び直したい」。転職を考える理由が生活や働き方でも、無理に立派な看護観を作る必要はありません。

志望動機では、働き続けるための条件を大切にしながら、その応募先でどんな仕事に取り組みたいのかを伝えましょう。この記事では、応募先の調べ方、文章の組み立て方、状況別の例文を紹介します。

例文は説明のための架空の設定です。本人や相談者の実話、採用された成功事例ではありません。実際の経験と、確認できた応募先の情報に置き換えて使ってください。

志望動機は「なぜここで働きたいか」を説明する欄

自己PRが自分の強みを中心にするのに対して、志望動機は応募先を選んだ理由を中心にします。同じ経験を使っても構いませんが、どの病院・施設にもそのまま当てはまる文章になっていないかを確かめましょう。

厚生労働省のマイジョブ・カード:自己PR・志望動機の書き方でも、自分の目標と応募先の事業内容との接点を考える方法が紹介されています。文章の上手さだけでなく、その仕事を選ぶ理由が自分の中にあるかを確かめることが出発点です。

整理するもの考える問い
自分の経験・希望どんな看護を続けたいか。今の働き方の何を変えたいか
応募先の情報募集している部署・仕事内容・勤務条件は何か
両者の接点自分の経験をどこで活かし、何を新たに学ぶ必要があるか

書く前に、応募先について3点を確認する

応募先の仕事内容と勤務条件を書き出すイメージ

1.募集している仕事と、配属の決め方

病院全体に希望する診療科があっても、その部署で採用されるとは限りません。求人票に記載された業務、配属の決め方、異動の可能性を確認します。

「クリニックだからゆっくり話せる」「大病院だから教育が手厚い」と、施設の種類から実態を決めつけないことも大切です。外来の診療の流れ、担当する業務、中途入職者への教育など、応募する職場について具体的に調べましょう。

2.惹かれた取り組みが、実際にあるか

理念に共感したなら、どの言葉が自分の経験と重なるかまで考えます。退院支援、多職種での話し合い、患者さんへの説明など、採用ページや見学で確認した取り組みを一つ選ぶと整理しやすくなります。

口コミで読んだ話や、以前働いていた知人の話は、現在の配属先にも当てはまるとは限りません。未確認の内容を「貴院は必ず○○できる環境」と書かず、確認したいこととして残してください。

3.続けて働くために必要な条件

勤務時間、休日、通勤、給与、育児や介護との調整は、仕事を続けるための条件です。選考で良く見せるために、対応できない夜勤や残業まで可能と伝えないようにしましょう。

志望動機では仕事内容への関心とのつながりを書き、具体的な条件は本人希望欄や面談でも確認します。履歴書の本人希望欄を含む書き方も参考にしてください。

文章は「選んだ理由・経験・入職後」の順に組み立てる

まずは次の3行を別々に書き、重複を減らしてつなげてみましょう。

選んだ理由:[確認した取り組み・仕事内容]に関わりたいと考え、応募しました。
これまでの経験:[自分の経験]を通じて、[大切にしたいこと・関心]を持つようになりました。
入職後:[活かせる経験]を土台に、[必要な学び・取り組みたい仕事]に取り組みたいと考えています。

これは文章作成の補助で、決まった応募様式ではありません。文字数や質問の指定がある場合は、そちらを優先します。「理念に共感しました」だけで止めず、自分がそう思った理由を一つ添えてください。

看護師の志望動機例文5つ

以下の職場情報・経験はすべて架空です。応募先にない制度や、実際には行っていない業務を、そのまま書かないようにしてください。

例文1:病棟経験を活かして外来へ移りたい

通院しながら治療を続ける方への支援に関わりたいと考え、応募しました。病棟での退院に向けた説明では、自宅での生活について患者さんから質問を受け、退院後も相談できる場の大切さを感じました。見学で伺った貴院の外来での説明業務に関心があります。これまでの観察や情報共有の経験を活かし、外来の診療の流れと担当業務を学びながら取り組みたいと考えています。

確認したいのは、外来で実際に担当する説明・処置、混雑する時間帯、教育方法です。「病棟より負担が軽そう」というイメージだけで仕事を選ばないようにしましょう。

例文2:病院から訪問看護へ挑戦したい

患者さんの生活の場で、暮らしに合わせた看護を考えたいと思い、応募しました。病棟勤務で退院調整に関わるなかで、自宅での生活環境を踏まえた支援に関心を持ちました。説明会で伺った貴ステーションの同行訪問と振り返りの体制に魅力を感じています。病棟での観察・報告の経験を活かしながら、在宅で必要となる判断や関係機関との連携を学びたいと考えています。

訪問看護は未経験なら、その点を明確にします。同行期間、一人で訪問するまでの判断、相談体制、オンコールの条件を確認してください。病棟の経験があれば、すべての訪問業務にすぐ対応できるという意味にはなりません。

例文3:介護施設で生活を支える看護に関わりたい

利用者さんの普段の暮らしを知り、その変化をチームで共有する看護に取り組みたいと考え、応募しました。これまでの病棟勤務では、患者さんの日常の様子と体調の変化を関係職種へ伝えることを大切にしてきました。見学で伺った貴施設の介護職との情報共有の方法に関心があります。施設での看護師の役割と連絡体制を学び、生活を支える一員として働きたいと考えています。

施設によって医療への対応や看護配置は異なります。看護師の人数だけでなく、迷ったときの相談先、医師への連絡方法、夜間の役割も確認しましょう。

例文4:ブランクから復職したい

これまでの病棟経験を活かし、看護師として再び働きたいと考え、応募しました。離職後の期間があるため、以前に経験した業務と学び直しが必要な内容を整理しています。見学で伺った貴院の復職者への教育方法を踏まえ、確認しながら仕事を身に付けたいと考えています。患者さんへの説明や情報共有の経験を土台に、施設の手順に沿って業務を学んでいきたいと思います。

ブランクを感じさせないように見せることより、現在できること、必要な支援、勤務できる条件を共有することを大切にしてください。実際に受けていない研修の受講歴を加える必要はありません。

例文5:通勤や生活との両立を見直したい

通勤時間を見直して継続して働ける環境を整え、これまでの外来経験を活かしたいと考え、応募しました。貴院の採用情報で、経験のある診療補助と患者さんへの説明が業務に含まれていることを確認しました。これまで心がけてきた、相手の疑問を確かめながら説明する対応を続け、貴院の診療手順に沿って業務を身に付けたいと考えています。

「近いこと」も職場を選ぶ理由になります。仕事内容との接点を添えたうえで、勤務可能な時間は具体的に相談してください。無理に「遠方でも支障がありません」と書く必要はありません。

志望動機が浮かばないときは、文章より先に確認する

求人を見ても選びたい理由が見つからないなら、情報が足りないのか、条件に合っていないのかを分けて考えましょう。分からない仕事内容を想像で補って志望動機を作るより、見学や問い合わせで確認するほうが判断に役立ちます。

自分の希望が分からないときは、自己分析の5ステップから、続けたいことと変えたいことを整理してみてください。今の部署を離れたいことと、看護師として働き続けたくないことも、分けて考えられます。

新卒の方は、実習での学びと応募先の教育・仕事内容を結びつけます。経験者用の例文をそのまま使って、実習を就業経験のように書かないようにしましょう。

提出前に、事実と希望が一致しているか確かめる

  • 病院名・法人名・応募職種が、提出先と一致しているか
  • 応募先の特徴は、採用ページや見学などで確認した情報か
  • 自分の経験と、これから学びたい内容を分けているか
  • 履歴書・職務経歴書・面接で、経験の説明が食い違わないか
  • 続けられない勤務条件を、可能だと書いていないか
  • 応募先の文字数・様式・提出方法を守っているか

自己PRとの書き分けに迷う方は、看護師の自己PRの書き方と例文も確認してください。経験は共通でも、各欄の中心を変えることで説明を整理できます。

求人の条件確認から応募準備まで、相談したいとき

転職支援を使う場合は、完成した文章だけでなく、「働き方を変えたい理由」「活かしたい経験」「まだ確認できていない条件」を一緒に伝えましょう。担当者が整えた文章も、最後は自分の気持ちや事実と合っているか読み直してください。

看護師の求人紹介と応募準備を一緒に相談したい方は、看護roo!転職とレバウェル看護の比較・選び方を参考にしてください。支援の対象や内容は、相談するサービスと求人に合わせて確認します。

直接応募する場合でも、応募先の採用窓口で仕事内容や提出書類を確かめられます。書類の書き方についてはハローワークの相談窓口、新卒の方は学校の就職支援も利用先の候補です。

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